医療法人悠健ドクターアンディーズクリニックは、超早期がんCTC検査(リキッドバイオプシー)が出来るクリニックです。PET、CT、MRIなどでは、3㎜以上の大きさになるまで発見できませんが、3㎜以下でも発見が可能です。一方、Dr. Andy’s Iodine LF ヨウ素、安定ヨウ素水、NKT免疫細胞などは、がんに効くことは注目されています。最近の研究では、Dr. Andy’s Iodine LF ヨウ素の投与により、がん幹細胞は育ちにくい環境に追い込まれていると言われています。再発・転移の原因として近年提唱されているのが、がん幹細胞仮説である。がん幹細胞仮説は、腫瘍組織中にも、正常組織と同様な幹細胞が存在し、それらは自己を複製する能力を持つとともに、少数存在するだけで元の腫瘍組織と同様の腫瘍を形成する能力をもつことが示されてきている。さらに、がん幹細胞は抗がん剤や放射線への抵抗性を有しているため治療の際に残存しやすく、再発・転移の原因となっていると考えられている。したがって、がん幹細胞を標的とした治療法を確立することで再発、転移のリスクの少ないがん治療へとつながることが期待される。そのためには、がん幹細胞の性状を理解することが重要であるが、その存在比率が低く、また現在のところがん幹細胞のみを分離する方法がないため、がん幹細胞の性状解析は非常に困難である。現在では、正常組織幹細胞の濃縮、分離方法を応用してがん幹細胞研究が進められており、がん幹細胞を標的とした治療法の探索・マウスモデルでの治療の段階まで研究が進んでいる。しかし、固形がんにおいては、分離、濃縮方法の確立もまだ不十分であり、がん幹細胞研究はまだまだこれからの研究領域である。

がん治療に対しての集学的なアプロチは近年、重視とされています。その中、もっとも、注目されているのは、NKT細胞標的治療です。

NKT細胞免疫治療について

1)免疫細胞療法とは

現在のがん標準治療は、手術、抗がん剤、放射線の3つからなっています。しかし、これら標準治療でも副作用や体力などの問題で治療ができない場合、あるいは転移や再発した場合には治療はより難しくなります。そこで、がんを攻撃する免疫細胞をがん治療に応用しようとする試みが30年以上前から始まり、免疫学の急激な進歩とともに新しいがん免疫療法の臨床試験が世界中で行われるようになりました。

2)免疫細胞療法の種類

がん免疫療法には、活性化αβまたはγδTリンパ球、がんペプチドワクチン、樹状細胞ワクチン、NK(ナチュラルキラー)細胞、NKT(ナチュラルキラーティー)細胞のほか、遺伝子を改変した免疫細胞を使ったものもあります。これらの中には、すでに承認されているもの、研究中、治験中のもの、また民間医療機関で自費診療として行われているものがあります。

3)NKT細胞標的療法とは

生体を防御する免疫には、『自然免疫』と『獲得免疫』があります。『自然免疫』はさまざまな抗原(侵入してきた病原体や異常になった自己の細胞)を感知し、それを排除する初期防御を担い、『獲得免疫』では、抗原を特異的に見分け、それを記憶することで、記憶した特定の抗原に対して効果的にかつ強力に排除する仕組みのことです。免疫担当細胞は、前者が主にNK細胞で、後者がT細胞です。免疫が効果的に働くには両者の連携が欠かせません。NKT細胞はNK細胞とT細胞の特徴を併せ持つ性質があることからこの名前が得られました。NKT細胞標的治療では、患者様の血液中にある『単球』を採取し樹状細胞へ分化させ、樹状細胞を活性化する『GMP基準準拠アルファ-ガラクトシルセラミド』により樹状細胞を刺激し、この樹状細胞を体内に戻したときにNKT細胞を活性化します。NKT細胞自体にがん細胞に対する傷害能力がありますが、加えて活性化されたNKT細胞は、NK細胞及びT細胞を活性化し、がん細胞に対して強力な免疫傷害作用を発揮します。この方法は理化学研究所及び千葉大学で研究が進められ、臨床試験が行われております。また、当院で用いる『GMP基準準拠アルファ-ガラクトシルセラミド』は高い安全基準で製造されたもの(株式会社理研免疫再生医学が合成方法を発明し、製造委託企業との間で独占供給契約のもと、同社以外の提供元はありません)を使用しております。

4)治療対象

①悪性腫瘍患者及び医師の判断により免疫機能改善を必要とする方
②性別:問わない
③年齢:16歳以上
④同意:本人若しくは代諾者の文書による同意
⑤除外疾患:既往歴、診察、検査等により判断する。
ⅰ)白血病
ⅱ)Tリンパ球型またはNK細胞型悪性リンパ腫患者のうち、同治療法を受ける 事に同意しない患者
ⅲ)重度の自己免疫性疾患(乾癬など)で医師が適用除外と判断したもの。
ⅳ)活動性気管支喘息
ⅴ)細菌感染症(発熱など症状、白血球増多より診断)
ⅵ)骨髄移植、臓器移植の既往があるもの
ⅶ)妊娠あるいは妊娠の可能性のある女性及び授乳期の女性
ⅷ)HIV、HTLV-1などのウイルス感染症のキャリア、梅毒感染者あるいは梅毒の感染が疑われる者
ⅸ)重篤な心疾患、肺疾患、肝疾患、感染症などの合併症、及び肝機能、腎機能、低栄養状態を医師が総合的に勘案し不適当と判断する疾患及び病状・病態。不適当とする具体的な数値については以下を参考とする。
白血球数:10,000/uL以上
ヘモグロビン:9.0g/dL未満
血小板数:100,000/mL未満
血圧:収縮期血圧200mmHg以上あるいは80mmHg以下
SpO2(room air):94%未満
⑥ECOGパフォーマンスステータス0~3の範囲内にあること

5)採血から細胞投与までの手順

1.問診・診察・感染症等の検査を行います。感染症等の検査結果は患者様個人にのみに伝えます。エイズウイルス、成人T細胞白血病ウイルス、梅毒RPR検査が陽性の場合は、感染症の悪化の可能性や、感染症の治療優先のためNKT細胞標的治療を受けられません。



初回検査は細胞治療を受けるために必要な事前検査です。初回検査から3か月後の検査は、ウイルス感染直後にウイルスが検出されない「ウインドウ」期間に対応するために行う検査であり、可能な限り3ケ月後の検査もお受けください。また、適宜行う検査は、輸血後など臨床的に必要と考えられるときに行います。  
2.1の結果、治療できると判断された場合、血液から単核球を大量に採取するために成分採血(アフェレーシス)という採取方法を行います。樹状細胞のもとになる単球は白血球の1割に満たないためアフェレーシス法が必要となります。これはアフェレーシス専用の医療機器を使い、通常3.5~5時間かけて血液を対外循環させて実施します。具体的には、腕や鼠径部の静脈に注射針を刺しこれを機械に連結して単球を選別してそのほかの血液は血管に戻します。まれに、患者様の血管の状態を確認して、静脈より成分採血が出来ないと医師が判断をした場合には、動脈より成分採血を実施することがあります。
3.血液から採取した単球は、樹状細胞に分化させた後に、『GMP基準準拠アルファ-ガラクトシルセラミド』で刺激し、原則として全工程8日間かけて培養します。
4.培養終了後、『GMP基準準拠アルファ-ガラクトシルセラミド』で刺激した樹状細胞は細胞培養加工施設で凍結保存します。
5.凍結保存した樹状細胞の安全性を確認するために感染検査(無菌試験等)を1週間かけて試験します。
6.5で安全性が確認された後に、凍結保存していた『GMP基準準拠アルファ-ガラクトシルセラミド』で刺激した樹状細胞を調整し、原則として2週毎に合計4回の、頸部や鼠径部などの表在リンパ節の多い部位への皮下への注射による投与を行います。

6)投与細胞の安全性確保

樹状細胞の培養は、細胞培養加工施設で高度な技術管理のもとに実施します。しかし、培養細胞が細菌などに汚染されていないことを投与前に幾重にも確認しておくことが極めて重要です。細胞投与の安全性を確保するために、培養した細胞(『GMP基準準拠アルファーガラクトシルセラミド』により刺激された樹状細胞)を投与前に無菌検査、マイコプラズマ否定試験、エンドトキシン試験等を実施して安全性を確認します。

7)培養した樹状細胞数が規格値に達しない場合

樹状細胞の培養は、クリーンルーム内で高度な技術管理のもとに実施しますが、樹状細胞の分離、回収、調整は採取した血液の状態に依存するため、得られる樹状細胞の性状や数は一定ではありません。樹状細胞が十分に確保できない、検査に合格できない等の場合には日程通りに治療が行えない事態が発生することもあります。

8)血液・培養細胞の試料提供と保管

治療に使用する血液、培養細胞は、万が一感染症などが起こったときの参考試料として、そのごく一部を一定期間保管することが義務付けられています。患者様の血液及び培養細胞の一部を提供していただきます。保管される試料の量は治療に必要とされる量のごく一部(約1mL)であり、治療に影響を与える量ではありません。
提供いただいた試料は細胞培養加工施設にて1年間保管、管理し、治療中または治療後に疾病等との発生があった場合に、その原因究明に使用されます。疾病等発生の原因究明のための保管は凍結した状態で保管します。使用しない場合は保管開始から1年後に適切な方法で廃棄いたします。提供いただいた試料は開示した目的にのみ使用され、他人の治療等に使用されることはありません。

2.予期される効果と副作用

1)効果について
NKT細胞標的治療はすでに大学等の研究機関で臨床試験が行われ、進行性肺癌や頭頸部癌に十分な効果を示唆する結果が発表されています。しかし、治療によって得られる効果は、患者様の病状や病態、血液状態などによって個人差が生じますのであらかじめご了承ください。当クリニックでは、患者様が現在治療中(受診中)の病院にご協力をお願いし、効果判定に必要な検査データを収集し検証したいと考えています。今後も引き続き信頼のできる治療が提供できるように、患者様ごとに最適な投与法を行い、高い効果が期待できる治療を行います。

参考として、医師主導型治験として行われた、肺癌と頭頸部癌に対するNKT細胞標的治療の結果を提示します。

2)治療の副作用について
『GMP基準準拠アルファ-ガラクトシルセラミド』で刺激した樹状細胞を投与した後に軽い発熱や倦怠感が起こることがありますが、多くの場合は38℃未満でかつ2日以内に解熱するもので軽微なものです。また、ごく稀にアレルギー反応と思われる症状の出現をみることもあります。注意深い観察をしながら治療を行い、そのような副作用が起こった場合は迅速かつ適切に対処いたします。

3)アフェレーシスに伴う副作用について
①腕や鼠径部等の血管から血液を体外循環させますが、血管への穿刺に関しては十分に消毒を行い、これに習熟した医師が行います。まれに皮下出血を認めることはあります。また採血の緊張からめまいや吐き気、さらには血圧の低下もありますが、症状を観察しながら採取速度を調節することでそれらの出現を抑えます。
②アフェレーシスでは血液が凝固しないよう抗凝固剤を使用しますが、これに含まれるクエン酸によって血中のカルシウム濃度が低下することがあります。そのために、初期症状として口唇、手指のしびれが出現することがあり、さらに進行すると手指筋肉のツッパリが出てくることがあります。初期症状が認められた場合には、当該段階で採取速度を下げたり、あるいはカルシウム濃度を是正する薬剤を投与したりすることで症状の進行を防ぎます。
③時に血小板減少がみられることもありますがすぐに回復するため、血小板輸血が必要になることはありません。

3.他の治療法の有無、内容、他の治療法の効果と副作用との比較

1)他の治療法
外科的手術、抗がん剤、放射線の3つのがん標準治療があります。また最近は新たな抗体治療もあります。これらの治療法は、すでにがん治療として確立した治療方法です。これらの治療を行っている場合、あるいは行う予定がある場合には、可能な限り、その治療スケジュールに応じた最適の『GMP基準準拠アルファーガラクトシルセラミド』で刺激した樹状細胞の投与時期や投与間隔を決めていきます。

2)他の治療法の効果との比較
外科手術、放射線治療、化学療法これまでの標準治療は国内外で長年にわたり臨床研究及び臨床応用等が行われ、その効果については、腫瘍の縮小や延命効果に対する科学的医学的な根拠が示されております。株式会社理研免疫再生医学の開発によるRIKNKT細胞標的治療は、現在、厚生労働省が定めた「再生医療等の安全性の確保等に関する法律(再生医療等安全性確保法)(平成25年法律85号)」に基づき適法に提供されています。

3)他の治療法の副作用との比較
標準治療の副作用の内容、程度、頻度などが明らかになっています。食欲不振、下痢、脱毛、皮膚障害、末梢神経障害、骨髄抑制など、ごく軽度なものから重篤なものまで多岐にわたります。当療法ではこのような副作用はほとんど認められません。

4.治療提供終了後の追跡調査
再生医療等の安全性の確保等に関する法律(平成25年法律85号)により、治療終了後の病状経過や疾病発生など、一定期間の追跡調査が定められています。治療後の副作用の有無と効果を追跡するため、NKT細胞標的治療終了後から5年間、当クリニックより、お届けいただいたご連絡先に、追跡調査表をお送りしますのでご協力をお願いいたします。

詳しくは医療法人社団悠健ドクターアンディーズクリニックまでお問い合わせください。