まさか自分が?と思ってしまう病気の代表格です。
しかし、毎年様々ながん患者が増え続け、日本は2人か3人に1人はがんにかかると言われるようになりました。食事が欧米化してきたことや、日常でのストレスが多いライフスタイルが主な原因ですが、実は遺伝も大きく影響しています。特定のがんになりやすい遺伝子が組み込まれているのです。
従来は、バリウム、レントゲン、エコー、CT、MRIと腫瘍マーカー血液検査が主な検査や発見方法でしたが、早期でもこの時点でのがん細胞は、急速なスピードで細胞分裂を繰り返しあっという間に大きくなります。近年では、大きい病院で行われる従来の検査よりがん細胞が小さい段階で発見出来るPETという検査がありますが、この時点でもすでにがん細胞になっています。海外では早期がん発見の検査はさらに進んでおり、がん細胞を細胞レベルで発見出来る検査が普及し始めています。
腫瘍学者として、大変な手術や辛い治療を行わなくても、また負担の少ない段階で治療が受けられるように、早期がん検査の検査方法をいち早く導入しました。
体内では毎日約3,000から5,000個のがん細胞ができると言われています。CTC(Circulating Tumor Cells:血中循環がん細胞)とは、がんの原発巣から血液中に遊離した細胞のことをいいます。CTCテロメスキャンは、目に見えない大きさの血液中の浮遊しているCTCを見ることができるように蛍光発光させ、がんを早期発見するための先進のがん検査技術です。
がん検査の種類 | CTCテロメスキャン(血中循環がん細胞) | PET | MRIやCT |
---|---|---|---|
発見できる がん細胞の大きさ |
5mm以下 | 5mm以上 | 1cm以上 |
検査診断方法 | 血液中CTC蛍光発光 | 画像診断 | 画像診断 |



がん患者抹消血中のCTC

がん細胞はテロメラーゼと呼ばれるがん特有的な酵素の活性によって増殖を繰り返します。 CTCテロメスキャンは、クラゲが持つ蛍光発光遺伝子(GFP)が組み込まれ、がん細胞でのみ増殖するアデノウィルスによって、血中循環がん細胞CTCのみを緑色に蛍光発光させ検出します。

PETで陰性でもCTCが陽性の場合、血行性転移が起きてくる可能性が高く、数か月後に転移が出現する恐れがあります。 テロメスキャンによるCTCの検出は、術後の早期治療、再発予防に大きく貢献します。
CTCテロメスキャン検査を受けるには・・・
1.予約
完全予約制となります。希望検査日の1週間前にはご予約ください。
2.ドクターによる検査説明・同意書へのサイン
ドクターが検査内容を説明し、検査実施者より同意書に署名をいただきます。
3.採血(10ml)
4.検査
CTCテロメスキャン専門のラボで検査を行います。
5.結果報告
検査結果は10日ほどかかります。ドクターより説明致します。
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