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腫瘍マーカー検査・CT検査・PET検査・マイクロアレイ血液検査などさまざまながん検査があるなかで、今回お伝えするのはがんの早期発見で注目を集めている「テロメスキャン検査」です。
テロメスキャン検査は、血液中に浮遊しているがん細胞を蛍光発色させて調べる方法です。

一体どういった方法なのか、さらにテロメスキャン検査のメリットについても詳しくご紹介します。

テロメスキャン検査とは

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テロメスキャン検査は、PET検査など画像診断で見つけることが難しい5mm以下のがんの早期発見を血液検査により試みるものです。

なぜこのようなことが可能なのかというと、がん発症前の初期段階ですでに体のなかではがん細胞が発生して血管やリンパ管を通り全身に運ばれています。
その漂っている血中循環がん細胞(CTC:Circulating Tumor Cell)を検査することで、画像診断では発見できないレベルの小さながんがあるかないかを確認することができるのです。

以前の技術力ではたびたび擬陽性の判定がでていましたが、最新の技術により開発されたTelomeScan F35なら、擬陽性反応をほとんど抑えることができるようになりました。

テロメスキャン検査の特徴

血液検査によるがん検査は、他の血液検査であるマイクロアレイ血液検査などとどのような違いがあるのでしょうか。
大きな特徴としては、転移性のがんを見つけ出すのが得意という点です。

がんが違う臓器に転移する際は、がん細胞が血管やリンパ管の中を通ります。
そのため、テロメスキャン検査をすることで早期発見につながるだけでなく、がん治療後の転移の恐れを調べるうえで有効な手段となるのです。
転移性のがんとしては以下のものを一例としてあげることができます。

乳がん
肺がん
胃がん
すい臓がん
大腸がん
腎がん

一方、転移しにくい甲状腺がんや子宮頸がんを見つけるにあたっては、テロメスキャン検査だと正確性が落ちるためベストな方法とは言えないでしょう。

すでにアメリカでは、乳がん・大腸がん・前立腺がんのモニタリング検査として利用されています。
ただ、日本では取り扱っている医療機関が少ないのが現状です。

テロメスキャン検査にてがんが超早期発見できれば、どの治療法を選択すべきか考える時間的余裕を持つことができたり、その後の生活習慣を改善することで発症の予防につながったりします。

がんリスクが気になる方は、医師との相談のうえテロメスキャン検査を受けてみてはいかがでしょうか。

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